こんばんは。金島です。
本日は、勉強前のウォーミングアップに本の音読を行いました。
はっきりと正確な発声を心がけ、口をなるべく大きく動かしながら、
文章の流れを切らさず一気に読み、わからないところはわかるまで読み直して、
集中して30分間ほど続けてみました。
結果、ふつうに黙読するよりもはるかに早く本を読むことができました。
発声練習も兼ねてできるので一石二鳥です。
そもそも黙読というスタイルはわりと近代に入ってから定着したもので、
本来、本を読むときは音読がふつうだったと、以前稽古で教わりました。
それでふと思い出したのですが、
学生のとき、英語の先生が、
英語力をつけるには音読!音読!音読!
と、よく言っていました。
発音や文法の仕組みを掴むには、頭で理解するのではなく、
まず実際に音に出してみるのが一番!とのこと。
ある言語を本当の意味で身につけるためには、音読というのは一つの有効な手段なんだと思います。
母国語である日本語にしても、日常支障なく使ってはいますが、
音読を重ねることで、より正しい日本語を使いこなせるようになるのでは、と思いました。
俳優は本を読むのが仕事、
そして俳優の基礎トレーニングとなるのはやっぱり音読なのかも、
と今日は思いました。
P.S.
夕方から雨が降りました。窓を打つ雨音がリズミカルな音色となっていて、思わずレコーダーで録音を試みましたが、
いざという時に限って雨足は弱まり、あまりいい音は録れませんでした。
コメントをお書きください
葛山耿助 (木曜日, 23 4月 2015 11:22)
昔の音読は分かるように読むことでした
これは恐らく何が書いてあるか
すなわち意味が分かるという事だと思いますが
発声訓練を兼ねたウォーミングアップとしての音読と言うことなら
分かるように読むのではなく
音として一つ一つ正確に出すようにして読む
音の並び方を味わうようにして
本来は読まなくてはなりません