マサカネ演劇研究所

楽屋落書き5

'04大阪・梅田コマ
☆演技は人格に支えられ役者の品格となる
うまい技術とは、セリフ廻しを聞かせ、見せることだと思っている役者いるが、それでは心は伝わらない。心が伝わらない言葉は死んでいる。うまさ(見かけの 上辺の)を見せるのは品がない。(しかし美事な真のうまさ、名人芸は別である。「芸」は美であり、破壊的である。恐ろしい、孤独なものである。)
(うまさ=見せびらかし と「芸」(うまさ)=美→心のやすらぎは別である。権力へ金になびかない。)
詐欺師と政治家はウソをついているから立て板に水の弁説さわやかよどみがない。
よどみがないセリフ廻しはウソである。
人間は、ウソをつくときはよどみがない。
懸命に語るのと、セリフ廻しのなめらかさは別である。