マサカネ演劇研究所

楽屋落書き4

'03東京芸術座
☆森光子さんのセリフ二場面
〈女給部屋の語りと、血のところ〉
¡ イメージは計算では成立しない
¡ セリフは普通に説明しない
¡ 自分の放浪を語る時
  相手に話しかける
  独り言になる(心境)
  回想時(状況)
  役の相手に
  客へ           まじり合う。
  独白
複雑な色合いになる。
計算では(左脳的論理)では三~五くらいの色分けしか出来ないだろう。
完成にまかせた時、(そこに存在し、自分を現在、過去予測の世界に遊ばせた時)それは無限に近い色あいを生み出す。
語りセリフの塩梅

喀血の場は
即物的に色をつけす、悲壮感もなく、呼吸の間と強弱だけ。感情を排除したところが絶品。説明ではなく、事実が浮き上がる。