国民と国家

軍隊を持たない国家は後にも先にも、日本だけである。衛星中立のスイスも軍隊を持つ。日本にも自衛隊はある。しかし、自衛隊は軍隊ではない。海外での戦闘行為はしない。

国家という名の権力者たちは丸腰の権力では、国民を守れないから、腰の物をよこせという。切り捨て御免にさせろという。国民を守るためには、国家権力の象徴としての軍が必要だと言うのであるが、軍が国民を守った事は有史以来一度もない。軍隊が国民を攻撃したことは枚挙にいとまがないが、軍は国家を守る道具で有り、国家権力の象徴ではあるが、国民を守る道具でも象徴でもない。

国家は国民を守るためにある。軍隊を持たない権力で国民を守って欲しい。

軍隊は侵略のための道具で有り、紛争解決の道具にはならない。人類のそうした歴史を踏まえて、九条は制定された。武器を棄てなくてはならないが、人間は弱い。しかし棄てなくてはならないのだと思う。